バキュさんのいう阿頼耶識とは何のことなのか
仏教では心は8つあると考えられています。
- 眼識(げんしき)
- 耳識(にしき)
- 鼻識(びしき)
- 舌識(ぜっしき)
- 身識(しんしき)
- 意識(いしき)
- 末那識(まなしき)
- 阿頼耶識(あらやしき)
8つの心のうち最も深いところにあり、重要なのが「阿頼耶識」。
7番目の「末那識(まなしき)」というのは、阿頼耶識についてまわって常に執着させる悪い心です。
私たちは、果てしない遠い過去から、生まれ変わり死に変わり、生死を繰り返してきたと仏教では教えられています
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阿頼耶識の役割とは
「阿頼耶」はサンスクリット語の「アラヤ」で、日本語にすると「蔵」を意味します。ではその蔵に何が保管されているのかというと、それは「カルマ」です。
「カルマ」とは「業(行い)」のことです。
心で思ったことは「意業(いごう)」
口で言ったことは「口業(くごう)」
身体で行ったことは「身業(しんごう)」
それらの行いが、蔵である阿頼耶識に収められていくのです。業には物凄い力があって、運命をも変えていくのです。良い行いをすれば幸せな運命を、悪い行いをすれば不幸や災難を生み出します。
人によって阿頼耶識に収められている業が異なるため、私たちは普段、他の人と同じものを見ているようでいて、まったく違う世界を見ているのです。
阿頼耶識はそんなふうに、肉体が生まれるずっと前から、また肉体が滅びても、滅びることなく続いていきます。