行動不要論者さん55/嫌なことをやらなくなってから、何もかもがうまくいきはじめたのだ。

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

476 :行動不要論者 ◆Besd4/NoL.:2008/01/12(土) 04:43:33
ちょっと今、エアポケットかな?
では、少し落とします。

—————————-
(続き)
LOAとの最初の出会いはたしか、ふと見つけたとあるサイトだった。
ヒックスの公式ではなく、ファンサイトのようなところだったと思う。
(今、思い立って探してみたが、もう閉鎖されてしまっているようだ)
日本語訳が一冊も出てない頃だから、まだブームはおろか「引き寄せ」なんて言葉すらなかった時代だ。

その頃の私は、疲弊しきっていた。精神的にも、肉体的にも。
後に判明することだが、もう完全にレベル22【絶望】まで落ちこんでいた。
病院でメンタルケアを受けずに自力で復帰できたのが不思議なくらいだ。

レベル22には、そのレベルの中にさらに、私が確認できているだけで9つの細かい目盛りがある。
私はそのうち、下から4つ目の「殺してほしい」までいった(ちなみにその下に「死にたい」「死のう」などがある)。
そんな時期に見つけたサイトだし、さんざんいろんな亜流イメージングに失敗した後だから、もはや期待はしていなかった。
虚ろな目でモニターを見ながら「またか」「今度はなんだ」というような投げやりな気持ちに近かったと思う。

それでも、拙い英語力でなんとかいっていることを解読していると、ピンとくるものがあった。
この、emotional guidance system という概念は、マーフィーにはなかったものだ。
自分が間違っていたのは、ひょっとしてここじゃなかったのか?
願いの文句が現在完了形だとか過去形だとか、紙に書かなきゃとか寝る前だとかより、
願う時に「感情ナビゲーションが<快>を示しているかどうか」が何より大事だったんじゃないのか?


477 :行動不要論者 ◆Besd4/NoL.:2008/01/12(土) 04:46:48
そのころ、私は、ポツリポツリと日雇いのバイトをやっていた。
少しでも返済の足しにしなければ……いや、一万二万の金では足しにもならんのだが、
少なくとも家でゴロゴロしているわけにはいかない、そんなクソ真面目な正義感と切迫感からだった。
(さすがに多少はフリーランスの仕事もあったし、まともにやって返せるような負債でもなかったから、完全再就職は選択になかった)

これが、実は、心身ともに疲弊する最大の要因となっていた。
大抵は肉体労働なので働くともちろん消耗する。当時そろそろいい歳なので、バイト現場での肩身も狭い。
それ以前に、日雇い仕事を延々と探したり、時には登録だけで丸一日潰れるということ自体が、精神的にきつかった。
しかも、そこまでして稼いだわずかな金は、右から左へすぐ消えるのだ。

だが、LOAと出会って、自分の中に「快」がないのは致命的ではないか、と思い始めた。
これではいつまでたっても無限ループではないかと。これでいいのか、と。

「……もう、バイトは、やめよう」私は決心した。
金を返すことを、丸々、放棄したわけではない。
しかし、このまま疲弊して倒れたり死んだりしたら、返って迷惑をかける。
私はできる限りのことはやった。甘えてるといわれるかもしれないが、少し自分を、許そう。

休日が一気にぐんと増えた。というよりは、それまでは休日などなかった!
すごい解放感だった。が、同時に、努力を放り出してしまったような気がして、少しの罪悪感もあった。

が、ここから、奇跡が起こり始める。
嫌なことをやらなくなってから、何もかもがうまくいきはじめたのだ。
借金はそれからまもなく、嘘のようにチャラになった……

タイトルとURLをコピーしました